LinkedIn Recruiterライセンスのすべて【機能や活用ポイント、事例など】

三島 執筆者: 三島 on 18/08/01 12:43 |

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LinkedIn(リンクトイン)を採用に使うたの専用のライセンスについて知っていますか?

どうもこんにちは。株式会社ダイレクトソーシングの三島です。 

ということで、今回は企業の人事部や採用を担当されている方向けにLinkedInを採用に利用するための機能である、LinkedInリクルーターライセンスについて紹介していきます。

 

まずそもそも、LinkedInってなんだったっけ?という方のために簡単に紹介しましょう。

LinkedInは、Facebook や Twitterと並ぶ、大手ソーシャルメディアの 1 つです。ユーザ数は全世界で 5 億 6000 万人を超えており(日本でも200万人を越えています)、 事実上、ビジネス向けのソーシャルメディアの代表的存在です。

2016年には米マイクロソフトが262億ドル(約3兆円)を投じて、LinkedInを買収したことでも話題となり、今後ユーザ数が加速していくことが期待されています。

そんなLinkedInはビジネスSNSであるため、基本的に登録するのはビジネスマンです。そしてそこに履歴書に近い情報が記載されているのであれば、採用に使えそうだということは誰にでもわかるでしょう。

では、リクルーターライセンスを利用することでどのように、採用活動をしていけるのかということを紹介していましょう。

 

1. ダイレクトリクルートってなに

Group of applicants for a vacant post or corporate job sitting in a long line with folders containing their credentials carefully ignoring each other

 

LinkedInなどの企業自らが候補者に対して声をかけていく採用のスタイルをダイレクトリクルーティングといいます。

それに何のメリットがあるの?

なんて思われるかもしれません。候補者が直接応募してくれたり、エージェントが紹介してくれるのであれば、それでいいのにわざわざ声をかける事に必要があるでしょうか。

当然こんな表現をするということは、意味があります。

自己応募やエージェントを利用する場合、人事部としては待ちの採用と手法となります。すると、自社について知らないがけれど、スキルや経歴としては魅力的な人材を採用することは絶対にできません。(なにせ応募することはないですからね)

ここで重要なのが、興味がないではなく知らないということです。自社について説明できれば応募してくれるのにも関わらず、何も接点がないために転職の候補となっていないだけなのです。

そんな、機会損失なくしていけるのがダイレクトリクルートという手法です。未来の自社社員に直接声をかけることで、接点を作っていけるというのが最大の利点となります。

 

1.1ダイレクトリクルートの種類

ダイレクトリクルートができるメディアといえばなにがあるでしょうか。最近の名が挙がるのは、Bizreach, WantedlyそしてLinkedInとなります。

それぞれ簡単に紹介しましょう。

Bizreachは、他の二つとはまったく異なり、入会時審査が行われる会員制の転職サービスですね。つまり転職顕在層が登録している明確な転職サービスとなります。会員数は60万人程度

続けてWantedlyは、ビジネスSNS「Wantedly」の登録者に対してスカウトを行えるサービスですが、特にFacebookの繋がりを利用して求人、採用ができるところが強みのビジネスSNSとなります。会員数は80万人程度

そしてLinkedInは、前述しているとおりの世界最大級のビジネスSNSとなります。全世界で 5 億 6000 万人を超えており(日本でも200万人)となる圧倒的なユーザー数となります。

WantedlyとLinkedInは似ているところもありますので、後日別途紹介しますが、Bizreachとの違いは転職顕在層だけでなく、潜在層も含まれているということです。

なんて紹介すると、転職潜在層にはコンタクトしたくないな。。。なんて思われるかもしれませんが、ちょっと待ってください。

確かに、潜在層は今時点で転職を考えていません。しかしながら、まったく転職を考えていないわけではありません。潜在層の多くはこのように答えます。

「いい話があれば」

つまり、ポジションなのか、プロジェクトなのか、給料なのか、はたまたチームなのかなにかは人によりけりですが、興味をもてば顕在層になるはずです。

そして何よりも、顕在層は転職媒体にはいないということです。大量のオファーの中から1社を選ぶではなく、貴社1社との面談だけで転職を決めるという理想的な状況をつくりやすくなりますね。

ということでここからはダイレクトリクルートができるLinkedInリクルーターライセンスについて紹介していきましょう。

 

2.LinkedIn Recruiterライセンスとは

Close up of a man selecting a profile picture on digital screen

 

そもそもLinkedInのリクルーターライセンスって何?無料のライセンスと違うの?ってなりますね。

ということで、公式ページ(英語)のリンクを記載します

LinkedInTalent Solutions

簡単に記載すると、強力な検索ツールで5億人から候補者をみつけだすことができて、どのような候補者(個別でも多数にも)にでもメールを送れ、候補者管理機能もついていますよ。なんてことが記載されてます。

ということでこの部分が無料の機能とは異なります。LinkedInの無料版を利用する場合、検索の機能と回数、メール(LinkedInではInMailと呼ばれています)が制限され、特に管理する機能がついませんよ。ということですね。

無料版のメールについての制限についてLinkedIn公式の説明を転載します。

1 次コンタクト - 相手からのつながりリクエストを承認したり、自分から送ったつながりリクエストが承認されたりすることによって、あなたと直接つながっているユーザー。検索結果やプロフィールの名前の横に「1」のアイコンが付いています。これらのユーザーとは、LinkedIn 上でメッセージを送って直接連絡を取ることができます

2 次コンタクト - 1 次コンタクトとつながりがあるユーザーです。検索結果やプロフィールの名前の横に「2」のアイコンが付いています。プロフィールページの [つながりを申請] ボタンをクリックするか、InMail から連絡を取って、つながりリクエストを送信できます。InMail について詳しくはこちらをご覧ください

3 次コンタクト - 2 次コンタクトとつながりがあるユーザーです。検索結果やプロフィールの名前の横に「3」のアイコンが付いています。

フルネームが表示されている場合は、つながりリクエストを送信することができます。名前と名字のイニシャルのみ表示されている場合は、[つながりを申請] をクリックすることはできませんが、InMail を使って連絡することができます。

(引用: ネットワークにおける人間関係について

ということで、無料の場合誰にでもコンタクトを取れるわけでもなく、探すことすら困難となります。つながりがあれば、たくさんの人とコンタクトをとれますが、つながりがなければ勝手にメッセージは送ることはできないよ、という状態となっています。

LinkedInリクルーターライセンスについて説明するならば上記の制限を開放でき、あわせて強力な検索ツールと管理機能がついてくるわけです。

では次の章でより細かい機能を見ていきましょう。

 

2.1 LinkedIn Recruiterライセンスの機能

ここではリクルーターライセンスのユーザー検索機能、メール機能、管理機能の3つに分けて紹介していきます。

2.1.1 ユーザー検索

「5億6000万人からどうやって探し出すの?」

これは大きな問題ですね。一人ずつ見ていってもとてもじゃないけれども探しきれませんね。そこで、役立つのがLinkedInの検索機能となります。

① フィルタによる検索

ダイレクトリクルーティング可能なほぼ全メディアに実装されている機能ですね。日本在住やIT業界そして社会人経験3年以上というように、登録情報からカテゴライズされた候補者の情報を利用して候補者を絞る方法となります。多くのダイレクトリクルーティングメディアではフィルタをいかに効率的かつわかりやすくできるかを焦点に開発しているように思えます。

全てではないですが、主要なフィルタを下記に記載します。

役職, 場所, スキル, 会社, 会社タイプ, 会社規模, ,出身校, 卒業年, 業種, キーワード, 言語, 名前, 社会人経験年数, 現職勤続年数, 学位, 過去の応募者, 候補者ソース 等(計42種類) 

どうでしょうか。これだけでもたくさんのフィルタがあり細かく条件を選択できることがわかりますね。

そして、お気づきになられましたか?

年齢と性別のフィルタがありませんね。何故かと言うと、それが転職活動において差別に当たるからです。日本おいても当然年齢と性別によって雇用の機会を損失させることは禁止しておりますが、グローバル社会において、この点はより厳しいため、フィルタ条件として使用させないというポリシーとなっていますね。さすがグローバルで利用されているLinkedInですね。

まぁとくに上記の対策というわけではないですが、卒業年度なんてフィルタもあります。特に上記の対策というわけではないですが。。。

BizreachやWantedlyから始まり、数多くの他のメディアを利用してきた私の所感として、LinkedInは非常に細かく設定ができるメディアであると思います。しかも、除外フィルタも実装されており、例えばジョブタイトルに営業と記載していない候補者なんて設定することも可能です。

合わせてビジネスSNSらしいフィルタも少し紹介しましょう。

・転職機会に前向き(Open to new oppotunities):転職活動中の候補者だけに絞るフィルタです。転職潜在層と顕在層が入り交じるビジネスSNSらしい表現ですね。

・フォロワーフィルタ :自社会社ページのフォローをしている候補者を表示させます(返信率が高い!)

・グループフィルタ :LinkedInにはユーザーグループというものがありその中でユーザーは常日頃からディスカッションや投稿をしています。その特定のグループに所属している人を表示させます

例)バイリンガル人材、データサイエンティスト 等々

 

② ブーリアン検索

「キーワード検索」ではなく「ブーリアン検索」です。単なるキーワード検索であれば、他のダイレクトリクルーティングメディアでも使うことができます。例えば下記のような形ですね。

キーワード:PM, Java, Python

上記3つすべてまたは、上記のうちどれかのキーワードを持つ候補者のみを表示させるために使います。

しかし例えば、PM経験は絶対必要だけれども、JavaとPythonはどちらかでいいなんて場合もあります。

そんなときにブーリアン検索ができると便利となります。

ブーリアン構文:PM AND (Java OR Python)

LinkedInではブーリアン演算子と呼ばれるOR、AND、NOTを利用することができるため、自由に検索条件を設定することができるようになります。

ブーリアンは慣れるまで若干大変ですが、このブーリアンとフィルタをうまく利用することで、たとえ5億6000万人いようとも、簡単に検索できるようになると思ってください。

 

③ 類似検索

特定の人材に似ている候補者を表示させる検索機能です。

この機能は、もしも上記2つのフィルタとブーリアンの2つを利用することに若干不安があり、細かく要件を考えることができないという場合に非常に有効な機能になります。

自社社員でも知り合いでもだれでも、理想的な人材のプロフィール情報から、自動的にフィルタを生成しその人材に近い表示させます。しかも生成されたフィルタは後ほど修正することもできるため、スキルや経験の足し引きができるため完全なペルソナ人材を見つけなくとも、修正をすることもできます。

これを使えば誰にでも検索をすることができるLinkedInの強力なツールの1つとなります。

 

④ 候補者トラッキング(Update Me)

これは検索機能ではありませんが、非常に便利な機能です。何かというと、特定の候補者がプロフィールを更新した際に通知させる機能となります。候補者が本人のプロフィールを変更する場合、自身の状況や心境に変化があったときになります。そのタイミングで声をかければ反応もよくなるものです。

 

2.2.2スカウトメール送信

スカウトメールのノウハウは他の記事やebook(URL)で紹介しておりますので、今回は機能に特化して紹介します。

LinkedIn(リンクトイン)のスカウトメールに返信がこない。そんなときに見直したいスカウトメールのポイント4つ

 

①スカウトテンプレート

テンプレートと聞くとあまり良い印象はありませんね。しかしながら、LinkedInではテンプレートを利用することを推奨しています。

各候補者に対して毎回ゼロから文章を作成することは非常に素晴らしいのですが、すべての候補者にそんなことをしていたら、それだけで一日の作業が終わってしまいます。だからこそのテンプレートです。

会社の紹介や基本的なポジションの紹介に関しては定型化してしまう事をお勧めします。そして、各候補者に対して、カスタマイズするべきことはその候補者に興味をもった部分を追記すればいいのです。効率化できるところは効率化しなければ、LinkedInを利用する意味はないですからね。

 

②バッチメールおよびサルテーション機能

セミナー案内やリマインダー通知などバッチメールを送ることができます。そしてサルテーション機能とは、候補者の名前を文面に自動的に記載する機能となります。

 

③共通の友人

はじめて合う人と話すときに、共通の知り合いがいれば話は盛り上がりやすいですよね。LinkedInではそれをメールに簡単に組み込む事ができます。積極的に活用することで、返信率を上げる事ができます。

 

2.2.3採用候補者の管理と分析

LinkedInを利用することができる管理機能を紹介します。うまく活用することで、より効果的かつ効率的にLinkedInを利用することができます。

 

①プロジェクト(運用者向け機能)

LinkedInにおける候補者管理として"プロジェクト" というワークスペースを使って、候補者、ならびに、各候補者に対して行われたアクティビティを追跡管理することができます。プロジェクトを求人掲載に紐付することができ、その求人の応募者は自動的にプロジェクトに追加されます。

基本的には1つのポジションに対して1つのプロジェクトを作成し管理することで、簡単に各ポジションの進捗率を確認することもできます。

そして、このプロジェクトはチームで共有することもできます。複数のリクルーターライセンスを所有している企業は、プロジェクトを共有することでお互いが常に各候補者の状況を把握することができます。

 

②Hiring Manager(運用者向け機能)

この機能は、リクルーターライセンスを保有していない担当者が候補者をレビューする機能となります。典型例としては、リクルーターがスカウト候補者を選定し、それを現場担当者がレビューをするために利用します。レビュー機能という名の通り、各候補者を「Ignore」「Good」「Great」に評価することができかつコメントを残すことができます。

この機能を使うことで、いちいちスカウトする候補者情報を印刷して共有することなく担当者と共有することができます。

 

③ 分析レポート(管理者向け機能)

管理者としては、有料で購入したライセンスがきちんと利用されているかどうかは常に気になるところです。そこで、LinkedInでは簡単に分析レポートを抽出することができます。

視覚的にわかりやすいような形で、ログイン日数から、検索数、メール送信数そして返信率等のレポートに必要な項目を表示してくれます。

 

LinkedInの特徴的な部分を主に紹介しましたが、まだまだかゆいところに手が届く様々な機能がありますが今回は一旦ここまでします。

 

3. LinkedIn Recruiterライセンスを活用するポイント

Creative work of business team

 

ここまでLinkedIn Recruiterライセンスの機能を紹介してきましたが、ここでは成功するためのポイントをいくつか紹介します。

 

3.1.求めるペルソナを明確にする

まず、気を付けていただきたいのは多くの求人票は、各項目に範囲を持たせています。そのため、すべての項目を満たす人材を探すととんでもない人材になっています。

例えば、単純に求人票だけみると、PM経験があり、大規模開発からアジャイル開発も両方とも対応でき、ビジネス感覚をもった、英語も話せる若手のエンジニアなんて状態ですね。

求人票をつくるとともに、もう一つ必要なのは、現実的な候補者のイメージをきちんと設定する事です。それは、自社社員を想定してもいいですし、〇◯会社のXX部門に所属するエンジニアというようにターゲット企業を想定しても構いません。重要なことは、現実的に採用するであろう人物像を求人票とは別に用意することです。そうすれば、LinkedInで検索するときに、適切にフィルタが設計することができるようになります。

 

3.2.検索条件を必ず保存する

LinkedInには検索条件を保存する機能が存在します。初めの一回は検索条件を作るのに苦労すると思います。ただし、その条件を保存していれば、次の日でも半年後でも同じ条件に当てはまる人をすぐ見つけることができます。ついでに言えばLinkedInは新しく検索条件に該当した候補者を、Home画面で通知もしてくれます。

となると、検索条件をきちんと設定してしまえば、一人で数十ポジション以上を管理することさえもできてしまうなんてことも可能となってきますね。

 

3.3.スカウトメールをきちんと送る

当たり前の話ですが、毎日ログインし候補者を検索し、メールを送り、そして返信対応する。これは以外と難しいものです。

LinkedInを導入する多くの企業は、この作業を通常業務として組み込んではいません。となると、他の業務が忙しくなると後回ししがちになり、そして利用しなくなる。これは、LinkedInだけでなく多くのダイレクトソーシングメディアで典型的に起こる問題となります。だからこそ弊社の存在があるのですが、今回はそこのところは置いておきます。

ということで、意外と重要なのがこの、きちんと送るという作業になります。

 

3.4. 候補者の多くはスマートフォンでメールを見ることを意識する

スカウトを送る側は、PCから送るためよく忘れてしまいがちですが多くの候補者はスマートフォンでスカウトメールを確認します。となると、気を付けるべきことはメールの長さです。スマートフォンでささっと読める分量を意識してください。一応LinkedInとしては400文字以内を推奨としていますので、1つの指標としてみてください。

 

4.LinkedIn Recruiterライセンスを使って採用した事例

Excited creative business people giving high-five in meeting room at creative office

 

 

簡単ですが、いくつか採用した事例とポイントを紹介します

3ヶ月間で2名採用、2名オファーをだしたITベンチャー企業

事業開始後約1年、社員数10名以下のスタートアップ環境の中、高いスキルを持ち、かつ、会社のビジョンに共感し、企業文化にフィット感のある人材を採用するためにLinkedInを導入。3ヶ月間で2名採用、2名オファーをだした。結果につながった要因の1つとして、社内の各チームが協業し、ダイレクトソーシングを行う社内プロセス・ワークフローを週単位で設定し、効率よく運用したことおかげとのこと

経営者自ら人材にアプローチし、事業ビジョンを共有。 優秀人材の採用を実現

LinkedInで採用を決めるポイントの1つとして、このように社内全体がダイレクトリクルートという概念を理解し行動できる会社が成功しやすくなる典型例となります。

 

ハイクラス人材獲得に向けた戦略的採用を取り組む企業

ハイクラス人材=同業で活躍し、転職意思の無い人材。 そのような人材にアプローチする新たな手法として、LinkedInを導入。高難易度のポジションにて複数名の採用だけでなく、スカウトという採用手法を実現できる社内メンバーの増加という社内にもいい影響をだすことができたとのこと

ハイクラス人材獲得に向けた戦略的採用の実現

LinkedInしかできないこととしては、現時点で転職意思のない所属企業内で業務に注力している方に声をかけることができるということですね。

 

他にも大企業の事例等が下記URLに紹介させていただいておりますので、是非参考にしてみてください。

LinkedIn事例紹介

 

 

5.LinkedIn Recruiterライセンスについて疑問があればご質問ください!

新しい何か導入するときには、どうしても必要な調べる時間、周りを説得する資料、運用するノウハウ等たくさんの時間を消費してしまいます。独学でやってはなかなか前にすすみませんので、お気軽に一度相談してみてください。

相談するのは無料ですので!!

ではまた

 

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