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2023.05.26

ATS(採用管理システム)比較19選、選び方を解説

優秀な人材を採用することは、企業にとって重要なミッション。優秀な人材が不足すれば、企業の経営自体がうまくいかなくなってしまう可能性も否定できません。とはいえ、現状の採用活動に課題を抱えている企業も多いのではないでしょうか。
たとえば、

  • 「採用担当者が他業務と兼務していてなかなか採用業務に時間を割けない」
  • 「採用のオペレーション工数が多すぎてコア業務に時間が使えない」
  • 「そもそも応募者数が少ない」など……。

そんな企業の採用課題を解決してくれるのが、「ATS(採用管理システム)」です。ATSは採用担当者の業務負担を軽減してくれる頼もしいツールです。とはいえ以下のような理由でATSの導入を迷っている企業も少なくないでしょう。

  • 「ATSに興味はあるけど本当にうちの会社に必要なのかわからない」
  • 「たくさんのATSがありすぎて、どれを選べばいいかわからない」

そこで今回はATSの導入を迷われている企業・採用担当者の方へ、ATS(採用管理システム)とはどんなものでどんなことができるのか、ATSを選ぶ際のポイント、ATS19社を比較しながら解説していきます。




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ATS(採用管理システム)とは

ATSとは「Applicant Tracking System」の略で、日本語では「採用管理システム」と訳されている通り、採用に関連する業務をひとまとめにして管理するシステムのことです。応募者の受付→面接→内定者のフォローといった採用活動に関わる業務を一括管理することで、採用業務を効率的に進められるようになります。
ATS(採用管理システム)で管理できるのは主に以下のような項目です。

  •  求人ページの作成(母集団形成)
  • 応募者の情報管理
  • 応募者の選考管理(面接スケジュールや評価、進捗)
  • 内定者管理(内定通知や入社までのフォロー)
  • 求人媒体との連携
  • 媒体別の採用プロセス可視化

このように、採用に関わる情報や業務を一元化して管理することで、採用担当者の負担を軽減でき、これまで企業が抱えていた採用課題をクリアすることも可能になります。
ATSについてもっと知りたいという方は、以下の記事から気になるトピックをご覧ください。
ATS(採用管理システム)のメリットを解説 ATS(採用管理システム)で採用管理をExcelから移行する方法 ATS(採用管理システム)上で動画面接ができるメリット ATS(採用管理システム)でアルバイト採用が楽になる理由

どんな効果がある? ATS(採用管理システム)導入のメリット

ATS(採用管理システム)を導入すれば、採用業務を一元化して管理することが可能になりますが、それによって具体的にどのようなメリットがあるのかご紹介していきましょう。

時間とコストの削減ができる

これまで属人的に行っていた応募者情報の管理や採用の進捗管理などをATSで一括管理することで、採用担当者のやるべきことがハッキリしますし、社内の情報共有もスムーズかつミスなく正確に行えるようになります。人と人が情報を共有するとなると、どうしても伝達ミスや伝達忘れなどが生じてしまう可能性が高くなるものなので、同じ情報をシステム上で共有できるというのは嬉しいポイントです。応募者や人材紹介会社などとの連絡もまとめてできるため、外部の人とのやり取りにかかる手間と時間も削減できるでしょう。結果、社内の業務効率化につながり、採用活動にかかる時間を削減できるのが大きなメリットです。またATSの中には求人ページを自社で作成できるものもあり、求人媒体の広告費を抑えられるというメリットにも期待ができます。さらに採用活動が効率化され、応募者の内定までの対応をこれまでより素早くできるようになれば、採用コストの削減にもつながるでしょう。

母集団の形成ができる

優秀な人材を採用しようにも、そもそも応募者が少なく十分な母数が確保できていないという企業も少なくありません。しかしATS(採用管理システム)を導入すると、求人検索サイトとの自動連携が可能になったり、モバイルデバイスに最適化した求人票を作れたりといったことが可能になり、母集団形成ができるようになります。また過去に出会った優秀な人材をデータベース化し、効率的にアプローチを可能にできるというのもメリットです。優秀な人材が応募してくれたものの、その人を活かせるポジションがなかった、内定を出したものの辞退されてしまったなどというときにも、その人材をデータベース化できるため、ポジションが空いたときなどに優秀な人材に再度アプローチすることが可能になります。

採用プロセスの課題を見える化できる

ATS(採用管理システム)を導入することにより、求人媒体からの応募、人材紹介会社からの応募、自社サイトからの応募など、応募経路ごとに応募者の選考結果を管理できるようになります。結果、どの応募経路のパフォーマンスが良いのか悪いのかも明確になりますから、採用プロセスを見直す際にも役立ちます。また面接官ごとの応募者に対する評価傾向も可視化できるため、採用基準を標準化したり、正しい評価ができていない面接官に改善を促したりすることも可能に。このようなデータで採用プロセスの課題を明確にできれば、次回の採用活動にも活かすことができ、優秀な人材の確保につながるでしょう。

企業によっては注意! ATS(採用管理システム)導入のデメリット

ATS(採用管理システム)の導入にはメリットが多いものの、デメリットもあります。それは年間で少人数の求人しか行わない企業が導入した場合、逆にコストがかかってしまうという点です。ATSにはさまざまな機能がありますが、自社の採用活動の現状にそぐわないサービスを導入しても、使い道のない機能ばかりになってしまったり、操作や設定に手間がかかってしまったりすることもあります。そのためATSの導入には、自社の実際の採用活動の状況に見合っているサービスなのかどうか、費用対効果があるのかどうかをしっかり見極めることが大切です。

意識したいポイントは? ATS(採用管理システム)の選び方

 ATS(採用管理システム)の導入を検討している方のために、数あるサービスの中からどんなポイントを意識して選べばいいのかをご紹介します。

企業規模や目的にマッチしているかを確認する

採用したい人数や採用したい人材の雇用形態に合ったものかどうかを確認することは大変重要です。年間に少人数しか採用しないのであれば、ATSを導入することで、本来ならいらなかったコストがかかってしまうため、導入自体を考え直すか、小規模利用ができるサービスを選んで費用を抑えるようにしましょう。中途採用、新卒採用、アルバイト採用など、雇用形態ごとに特化したサービスもありますから、採用したい雇用形態に合わせてサービスを選ぶのもおすすめです。またなぜ自社でATSを導入しようと思ったのか、その目的・ニーズを明確にした上で、それに見合ったサービスを選ぶことも大切になります。目的やニーズによっては、わざわざ有料のものを導入しなくても、無料のサービスや無料プランでも十分に対応できますから、何のために利用したいのかをまずは明確にしましょう。

操作性が高いか確認する

サービスによってさまざまな機能が揃っているATSですが、せっかく業務効率化のために導入するのに操作が難しくて、てこずってしまうようなものは避けるべきです。実際に無料トライアルで使用してみたり、管理画面のデモを見たりして、使い勝手が良いかどうかを確認してから導入するものを選びましょう。

セキュリティ対策が整っているか確認する

応募者の履歴書をはじめとするさまざまな個人情報を管理することになるATS。情報流出のリスクを避けるために、セキュリティ面が信頼できるかどうかもサービスを選ぶ際の重要なポイントです。セキュリティ対策がしっかりしているかどうかを見極めるためには、個人情報の保護を目的としたプライバシーマークの取得や情報資産の保護のためのISMS認証を取得しているかを確認したり、SSLを用いた暗号化通信が行われているか、不正ログイン防止のための監視がされているか、データのバックアップが行われているかなどを確認したりすることが有効です。

自社が利用している他サービスと連携可能か確認する

利便性の面で、自社がすでに利用している求人媒体やタレントマネジメントシステムなどの採用サービスとATS(採用管理システム)が連携できるかどうかも確認することが大事です。またATSごとにどんなサービスと連携できるのかを知っておけば、まだ利用していないサービスでも、ATSの導入をきっかけに連携して利用すれば、さらなる業務の効率化を目指すことにも期待ができます。

応募者が操作しやすいかどうかを確認する

ATSによっては採用ページの作成や、応募者とのコミュニケーションがとれるものもありますから、応募者の立場になって、それらの操作性に問題がないかどうかを確認しておくことも大切です。ATSで作成した採用ページが見にくい、ページの読み込みに時間がかかる、動きが遅いといったことになると、応募者の企業に対するイメージが悪くなる恐れもあります。そのため応募者側の視点に立ち、ストレスなく利用できるかどうかを確認しておきましょう。

ATS(採用管理システム)19社を徹底比較

ATS(採用管理システム)にはさまざまなサービスがあり、それぞれに特徴や機能も異なります。たくさんあるため、「どれを選べばいいかわからない」「自社に合っているのはどれだろう?」と迷われるケースも多いでしょう。そこでATS(採用管理システム)19社をピックアップし、それぞれを比較検討できるよう、特徴や機能をまとめました。ATS(採用管理システム)選びの参考にしてみてください。

HITO Linkリクルーティング/パーソルプロセス&テクノロジー株式会社

採用管理ATS‗HITO-Link
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社が提供する「HITO-Linkリクルーティング」は、オペレーション業務を自動化することで面接や採用戦略に多くの時間を費やせるようにしてくれる採用管理システムです。
特徴は「カレンダー連携数」と「採用ナビサイト連携数」において業界最高クラスの豊富さを誇る点です。
・業界最高のカレンダー連携数
Googleカレンダー / Outlook  Office365 / サイボウズOffice / サイボウズGaroon
・業界最高の採用ナビサイト連携数
日本の主要採用ナビサイトを含む40種類以上が取り込み可能
さらにデータ蓄積と分析で採用課題を発見・レポーティングにて、媒体や紹介会社ごとの歩留まりや費用をワンクリックで抽出することができるため、媒体や紹介会社の効果検証データが数分で準備可能になります。
料金プランは月額50,000円~。契約プランやオプションによって料金が異なるため、ぜひ問い合わせをしてみましょう。

ジョブスイート キャリア/株式会社ステラス

採用管理ATS‗JobSuite
株式会社ステラスが提供する「ジョブスイート キャリア」は、中途採用実務における使いやすさや機能、安全性、サポート、実績のバランス力が評価され、契約継続率95%以上(2019年3月時点)を誇るATS。中途採用特有のノウハウをパッケージ化し、実務にこだわった機能が充実しているのが特徴です。
採用ページ作成から採用フロー・選考進捗の可視化、応募~面接までの自動化、効果測定、複数の広告管理の一括化といった機能があり、中途採用業務をスムーズに素早く行えます。複雑な機能や操作がないため、初期設定や基本操作も簡単。スピーディーに運用できるのも魅力です。
連携サービスもGoogleカレンダーやOutlook、リクナビNEXT、Wantedly、日経キャリアNet、MIIDASなど豊富で便利。
またプライバシーマークや情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の取得・運用によって、安全性にも徹底しているため安心。メールや電話による質問も受け付けており、丁寧なサポート体制が整っているのも心強い点です。
料金プランは月額50,000円~、初期費用は150,000円~となっています。なお無料トライアルもあるため、実際に使ってみてから導入を検討することも可能です。

アクセスオンライン(AOL)/株式会社マイナビ

採用管理ATS‗AOL
株式会社マイナビが提供している「アクセスオンライン(AOL)」は、新卒採用に特化したATSで、採用フローに応じて自由にカスタマイズできるのが特徴です。応募受付、情報発信、選考管理といった新卒採用業務をワンストップで管理できるため、業務を大幅に効率化できます。
応募情報の一括管理、説明会や面接の予約管理、面接官の自動振り分け、合否フラグ入力、管理などといった全工程をオンライン化でき、WEB面接ツール「FaceHub」とシステム連携もできるため、オンライン面談も簡単に実施可能。PDF帳票で見やすさも実現しています。
またマイナビとのシームレス連携によって、マイナビに登録している学生がマイナビサイトの会員ID・パスワードでログインできるのも魅力。学生にとっても親しみやすく使いやすいシステムとなっており、離脱を防げます。
ISMS認証取得のデータセンターで個人情報管理を徹底しているため、セキュリティ面でも安心です。
料金プランについては公式サイトに記載がないため、問い合わせをしてみましょう。

HERP Hire/株式会社HERP 

採用管理ATS‗HERP
株式会社HERPが提供する「HERP Hire」は、現場社員も巻き込んだスクラム採用を実現する採用管理プラットフォーム。必要なメンバーが候補者ごとの情報やこれまでのやりとりをすぐに確認できるため、現場主導型のスクラム採用を強力に推進できるのが大きな特徴です。
求人票ページの作成・公開、潜在候補者のタレントプール管理、レポート・分析機能、20以上の媒体から応募情報を自動連携するなどの基本的な機能が備わっているほか、SlackやChatworkと連携してスムーズに書類選考や面接スケジュールの管理ができるのも魅力。シンプルなUIで操作も簡単なため、あらゆる社員が参画しやすいのもポイントとなっています。
連携外部サービスはSlackやChatworkのほか、SmartHR、カカオナビ、人事労務freee、リファレンスチェックサービス「back check」、インタビューメーカーなど豊富で便利です。
料金プランは採用規模によって異なるため、問い合わせが必要になります。

EHR採用/レジェンダ・コーポレーション株式会社

採用管理ATS‗EHR
 
レジェンダ・コーポレーション株式会社が提供する「EHR採用」は、人事システムであるEHRシリーズの中の一つで、中途採用・新卒採用・アルバイト/パート採用まで幅広い採用ニーズに対応するATS。採用支援による豊富なノウハウが活かされており、便利な機能が充実しているのが特徴です。
応募受付から選考管理、内定・入社管理、エージェント管理、EHR人事機能連携、複数言語利用、データ分析といった採用活動に必要な機能が揃っているほか、応募者の過去の応募履歴を確認できる重複チェック機能、メールのテンプレート活用機能といった嬉しい機能も備わっています。またさまざまなチャネルからのエントリーにも対応可能です。
大量で複雑な採用活動にも柔軟かつ安定して確実に対応できるだけでなく、応募者一人ひとりとの密なコミュニケーションも可能となっています。
料金プランについては問い合わせが必要です。

Workday/ワークデイ株式会社

採用管理ATS‗Workday
アメリカの企業であるワークデイ株式会社が提供する「Workday」は、日本の企業も多く導入しているATS。全体像の把握がしやすい点や環境変化への適応、マルチデバイス対応、アナリティクスとの連携が可能などといった使いやすさが特徴です。
ワークフローの自動化や内定と契約書の一括処理、候補者選考の一括打ち切りが可能で、大量採用に関わる業務処理も効率化できたり、採用チームのフィードバックをSlack、Microsoft Teamsで受け取ったりすることも可能。
Googleなどで面接設定もできますし、給与計算やファイナンシャルマネジメント、各種分析、予測などといった機能もあります。
またデータ通信は暗号化されるため情報漏洩を防ぐことができ、セキュリティ面でも安心です。
料金プランは問い合わせが必要となります。

Oracle Taleo Cloud Service/日本オラクル株式会社

採用管理ATS‗Taleo
日本オラクル株式会社が提供する「Oracle Taleo Cloud Service」は、クラウド型の人材管理サービス。人材の採用から育成、業績評価、キャリア開発、後任計画など幅広い業務を包括的に支援してくれるのが特徴です。
人材採用では、応募者管理、選考状況管理、評価管理、採用者の入社までの手続きにおける進捗管理などができるほか、募集職種別の質問事項を新規で作成する機能や、採用候補者別の各種書類管理機能、LinkedInのプロフィールによる応募ができるキャリアサイト制作機能などの便利な機能も充実しています。
また大手企業向けと中小企業向けの2種類のサービスがあるため、自社の規模に合わせて選べるのも魅力です。
なお料金プランについては問い合わせが必要となります。

i-web/株式会社ヒューマネージ

採用管理ATS‗i-web
株式会社ヒューマネージが提供する「i-web」は、採用効果を高めながら選考業務を効率化するATS。あらゆる選考パターンに対応し、それぞれに応じた選考フローを実現してくれるのが特徴です。優れた操作性と豊富な機能により、規模や業種を問わず幅広い企業に利用されており、特に新卒向けの導入シェアではNo.1となっています。
機能としては、採用サイトの作成・公開、応募者の情報・選考進捗管理、統計・レポート機能、応募者のマイページ機能など、採用活動に必要な機能がほとんど揃っています。リクナビやキャリタス就活、OfferBox、ONE CAREERとも連携。適正検査を実施するAnother 8やG9、SPI3ともリアルタイムで連動しているため、利便性にも優れているのが魅力です。
また蓄積された科学的なデータから、自社の採用動向やマーケット動向についての報告を定期的に受けることができ、採用活動全体をフォローしてもらえるのもポイント。
セキュリティ面では、国際規格の情報セキュリティマネジメントシステム「ISO27001」とITサービスマネジメントシステム「ISO20000」の認証を取得しており、安全性もバッチリです。
料金プランについては問い合わせをしてみましょう。 

Salesforce/株式会社セールスフォース・ドットコム

採用管理ATS‗Salesforce
アメリカのサンフランシスコに本社を置く株式会社セールスフォース・ドットコムが提供する「Salesforce」は、クラウド型の顧客管理アプリケーション。クラウド型なのでサーバー管理の必要がないことと、自社にとって使いやすいよう必要な機能をカスタマイズしていけるのが特徴です。
搭載されている機能はトラッキング機能がメインで、応募者の情報管理機能など最低限のものだけとなっています。ログインしてアプリをインストールするだけで利用できるため、導入も簡単です。操作も難しくなく、直感的に判断しやすいシステムとなっています。
人材採用システム自体の料金は無料ですが、あらかじめ有料のSalesforceを導入する必要があります。導入費用については問い合わせをしてみましょう。

ジョブカン採用管理/株式会社Donuts

採用管理ATS‗ジョブカン
 
株式会社Donutsが提供する「ジョブカン採用管理」は、3,500社以上の企業に導入されている実績を持つATS。「HRテクノロジー大賞 奨励賞」など数々の受賞歴を誇る実力派でもあります。
その強みは、新卒採用から中途採用、アルバイト採用に至るまで、すべての雇用形態に対応しており、「いい人を採用する」という目的に集中できるシステムであること。
機能も豊富で、レポート機能や採用ページ作成、SEO対策、採用フローの可視化、選考進捗の可視化、応募から面接までの自動化、複数の広告管理の一元化などが可能です。
豊富な機能が揃っているものの、シンプルで使いやすい設計なのもポイント。
また10種類以上の求人媒体と連携しており、応募者データを自動取り込みできるのも魅力。ジョブカン労務管理との連携もしているので、入社手続きもラクラクできます。
疑問点があれば電話やメール、チャット、セミナーなどでしっかり解決できるため、安心して使えるのも魅力。接続元IPアドレス制限設定やSSL暗号化通信、JIS Q 15001準拠の情報保護システム構築などセキュリティ面も安心です。
料金プランは以下の3段階。30日間の無料お試し期間もあるので、気軽に試せるのも嬉しいポイントです。 

  • 無料プラン(求人媒体自動連携なし)
  • LITEプラン(求人媒体自動連携なし):月額8,500円~120,000円(※1ヶ月に登録した候補者数により異なる)
  • STANDARDプラン:月額30,000円~120,000円(※1ヶ月に登録した候補者数により異なる)

HRMOS(ハーモス)採用/株式会社ビズリーチ

採用管理ATS‗HRMOS
 株式会社ビズリーチが提供する「HRMOS(ハーモス)採用」は、転職サイト「ビズリーチ」を運営する中で培ったノウハウが集約されているのが強み。多くの有名企業が導入している実績を持つATS(採用管理システム)です。
中堅・中小企業が抱える採用課題を、社内の採用業務効率化・選考プロセスの改善・母集団の形成(求人ページ作成と応募経路の確保、人材のデータベース化)によって解決。戦略的な採用活動が可能になる豊富な機能を搭載しています。
データ化やサマリー機能、レポート機能によって企業が今抱えている課題を可視化して特定できることや、レコメンド機能でマッチ度の高い人材を選定できることが特徴。プライバシーマーク取得済み、SSL暗号化通信などセキュリティ面でも安心です。
またUI/UXは初めて使う方でも利用しやすく、操作性に優れているのも特徴。導入後もセミナーや最適な運用方法を提案してもらえるなど、手厚いサポートがあるのも魅力です。
料金プランについては企業の規模や用途で異なるため、問い合わせが必要となります。無料お試し期間がないのは残念なところです。 

SONAR(ソナー)/イグナイトアイ株式会社

採用管理ATS‗sonar
 
イグナイトアイ株式会社が提供する「SONAR(ソナー)」は、700社以上の導入実績を誇るATS。新卒・中途採用の一元管理ができ、どんな採用も見える化・自動化してくれます。
採用ページ作成やSEO対策、応募から面接までの自動化、募集チャネルごとに応募推移などをグラフ化してくれる機能など、採用活動を効率化する機能が豊富。
応募者や人材紹介会社といった外部向けの機能が搭載されているのも特徴で、応募者用のマイページではステータス変更に合わせたメール送信などを自動で実行してくれるため、ミスを軽減できるのも強みです。
SSL暗号化通信やデータバックアップ、プライバシーマークの取得などセキュリティ対策も万全。
料金プランは採用目的と実現したいことに合わせてプラン設計ができますので、詳細は問い合わせをしてみましょう。なお導入を検討するにあたって、無料トライアルも可能となっています。 

Zoho Recruit(ゾーホーリクルート)/ゾーホージャパン株式会社

採用管理ATS‗Zoho
 
ゾーホージャパン株式会社が提供する「Zoho Recruit(ゾーホーリクルート)」は、自社採用でも人材派遣会社利用でも、どちらにも対応できるのが強みのATS。
求職者と採用者のデータを関連付けて一元管理でき、採用サイトも簡単に作成できます。モバイルにも対応しているので、採用の進捗状況などをいつでもどこでも確認できるのも特徴です。
またZohoが提供しているメールやレポート機能以外にも、SNSやG Suiteなどといった他サービスとも連携しているため便利。週5日、24時間体制の無料サポート、有料プランに45日間の返金保証付き、高度なサポートを利用できるプレミアムサポートも用意されており、導入後も安心して利用できるのも魅力です。
さらに24時間365日の監視体制もありますし、「ISO/IEC 27001」の認証取得もされているためセキュリティ面でも安心です。
料金プランは下記の通り。15日間の無料お試しもあるため、気軽に利用できます。 

  • スタンダード:2,500円/ユーザー/月額(年間払い)
  • プロフェッショナル:5,000円/ユーザー/月額(年間払い)
  • エンタープライズ:7,500円/ユーザー/月額(年間払い)

MOCHICA(モチカ)/株式会社ネオキャリア


 株式会社ネオキャリアが提供する「MOCHICA(モチカ)」は、LINEと連携しているため応募者と自動でスピーディーにコミュニケーションをとれるのが特徴のATS。LINEの他、メールでのやり取りも可能です。
応募者が普段使い慣れているLINEを利用して選考日程の調整や結果通知などの連絡をとることができるため、通常のメールや電話連絡に比べて発見率が大幅にアップ。自動リマインド機能もあるため、選考参加率を大きく改善できるのが強みです。
また面接官ごとにアカウントを発行し、選考ステータスや評価の記録も簡単に管理したり、応募者の情報をグラフで見える化したりできるのも特徴となっています。
セキュリティ面も安全性が高く、金融関連のシステムにも耐えられるセキュリティレベルで安心です。
料金プランは下記の3タイプが用意されています。デモ画面が無料公開されているため、実際の画面を見てから検討できるのも嬉しいポイントです。 

  • エントリープラン:月額5,000円
  • ライトプラン:月額25,000円
  • スタンダードプラン:月額65,000円

talentio(タレンティオ)/株式会社タレンティオ

採用管理ATS‗Talentio
 
株式会社タレンティオが提供する「talentio(タレンティオ)」は、800社以上の導入実績を誇るATSで、データをもとに戦略的な採用活動が行えます。
求人ページの作成、候補者情報の一元管理、オファーレターの作成などの機能があり、チームでデジタルデータを共有できるのが特徴です。応募フォームのカスタマイズも可能。
またアラートメールで処理漏れを防いでくれたり、応募状況や選考過程の通過率を求人チャネルごとにグラフ化してくれたりといった機能も魅力です。
SSL暗号化通信、データ破損の防止といった対策が取られており、セキュリティ面でも安心できます。
料金プランについては利用用途に応じて複数のプランがあり、企業ごとの状況に合わせて案内してもらえるので、詳細は問い合わせを行ってみましょう。なお無料でも利用できる機能が多いのも嬉しいポイントと言えます。 

engage(エンゲージ)/エン・ジャパン株式会社

採用管理ATS‗engage
 エン・ジャパン株式会社が提供する「engage(エンゲージ)」は、25万社以上が利用している、国内No.1の利用企業者数を誇るATS。その特徴は何といっても、基本機能がすべて無料で使えること。無期限・無制限で求人掲載、自社採用ページ作成、応募者管理、エン転職スカウトなどの機能を0円にて利用できるというのは大きな魅力です。
またスマートフォンに最適化されているため、スマホ対応の採用ページ作成やメッセージのやりとりも可能。FacebookやTwitterなどのSNSとも連携できますし、「Indeed」「Google しごと検索」などの求人検索エンジンへの掲載もできます。
すべて無料で利用できるため、有料のATSを導入する前に利用してみるのもおすすめ。なお有料でオンライン適正テストや入社する人へのフォロー機能を利用することも可能です。

GoQ採用管理/株式会社GoQSystem

採用管理ATS‗GoQ
株式会社GoQSystemが提供する「GoQ(ゴクー)採用管理」は、採用サイト制作、Indeed掲載、応募者管理(オプション)を低コストで行えるATS。
ドメイン取得不要で自社の採用サイトを簡単に作成でき、作成した求人情報を求人検索エンジンIndeedで掲載できるため、安定した集客が見込めます。応募者の情報管理や応募書類の保管、各種書類作成、応募者へのメール送信といった採用業務を使いやすい管理画面でサクサク行えるため、採用業務の効率化が可能。求人登録数に制限もありません。
セキュリティ面ではSSL暗号化通信がされているため安心です。
料金プランは以下の2パターンがあります。 

  • 採用管理プラン:月額19,800円(税別)
  • 応募者管理プラン:月額29,800円(税別)

Talent cloud(タレントクラウド)/株式会社タレントクラウド

採用管理ATS‗Talent Cloud
 
株式会社タレントクラウドが提供する「Talent cloud(タレントクラウド)」は、採用の可能性がある人材をデータベース化したタレントプール構築に特化したATS。
タレントプールの利用で採用候補者数の増加やマッチング制度の向上に期待ができ、採用コストの削減にもつながるのが強みです。
採用サイトやブログ作成、イベントページ作成ができる他、応募者の選考ステータス管理、応募者とのやりとり、面接調整などの一元管理も可能。チャット機能やイベント告知機能もあり、採用候補者と継続的に関係を持つこともできます。
またアカウント数に発行制限がないため、リファラル採用の促進も可能。SSL暗号化通信、24時間リアルタイム監視体制でセキュリティ面も安心です。
料金プランはタレントプールの規模によって以下のように設定されています。企業の規模に合わせて選べるのは嬉しいポイントです。 

  • 登録人数200名まで:月額20,000円
  • 登録人数500名まで:月額50,000円
  • 登録人数1,000名まで:月額80,000円
  • 登録人数5,000名まで:月額100,000円

※以降、5,000名ごとに50,000円追加

自社に合ったATS(採用管理システム)の導入で優秀な人材を確保しよう

属人化した採用関連のオペレーション業務は手間もコストもかかってしまい、本来注力すべき面接や採用戦略などに時間をかけられなくなってしまいます。その結果、なかなか優秀な人材を採用できないという事態に陥ってしまう企業が少なくありません。そんな状態から抜け出すのに、ATS(採用管理システム)は非常に頼れるツールです。採用業務を効率化することでコア業務に注力できるようになりますから、これまで以上に優秀な人材の採用に力を入れることができます。ただしATSにはたくさんの種類がありますから、それぞれの特徴をじっくり比較検討し、自社の規模や目的に合ったものを選ぶことが大切。予算的に厳しい場合は、無料のサービスを利用してみましょう。
業務の効率化ができれば採用の速度も品質も向上させることができ、優秀な人材を逃さず採用できるようになります。採用活動に課題を抱えている企業は、ぜひATSの導入を検討してみましょう。

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三上

三上

2017年5月に株式会社ダイレクトソーシングにジョイン。 コンサル系やAI系スタートアップベンチャーなどのソーサーとして従事。 その後は、カスタマーサクセス担当として、大手国内企業やベンチャー企業を中心に活躍中。

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